暖かくなってくると、少しずつ増えてくる蚊。
人にとっては「刺されるとかゆい」というイメージが強いですが、
犬にとって蚊はそれだけでは済まない、とても注意が必要な存在です。
特に気をつけたいのが、蚊を介して感染するフィラリア症です。
フィラリア症は、予防をしっかり行うことでリスクを大きく減らせる病気です。
夏本番を迎える前に、愛犬のフィラリア予防や蚊対策を見直しておきましょう。

犬にとって怖い「フィラリア症」とは?
フィラリア症とは、蚊が運ぶフィラリア、いわゆる犬糸状虫の幼虫が、
蚊に刺されることで犬の体内に入り込む病気です。
体内に入った幼虫は少しずつ成長し、やがて心臓や肺の血管に寄生します。
成虫になると、約30cmほどの長さになることもあり、犬の体に大きな負担をかけてしまいます。
フィラリア症が進行すると、次のような症状が見られることがあります。
- 咳が出る
- 疲れやすくなる
- 呼吸が苦しそうになる
- 元気や食欲が落ちる
- お腹に水がたまる
重症化すると、心不全につながることもあります。
そのためフィラリア症は、
「かかってから治す」よりも「毎月の予防で防ぐ」ことがとても大切です。
フィラリア予防薬は毎月きちんと続けることが大切
犬のフィラリア予防でまず大切なのは、動物病院で処方されるフィラリア予防薬を、決められた時期にきちんと続けることです。
フィラリア予防薬には、いくつかのタイプがあります。
錠剤タイプ、首の後ろなどに垂らすスポットオンタイプ、おやつのように食べられるチュアブルタイプなど、愛犬の性格や飲ませやすさに合わせて選べることもあります。
ちなみに我が家のチワワは、おやつタイプのフィラリア予防薬を飲ませています。
薬が苦手な子でも、おやつ感覚で食べてくれるタイプだと、飼い主側も続けやすいですよね。
ただし、フィラリア予防をいつから始めていつまで続けるかは、住んでいる地域や蚊が出る時期によって異なります。
自己判断せず、かかりつけの動物病院で相談しておくと安心です。
蚊による皮膚トラブルにも注意
蚊によるトラブルは、フィラリア症だけではありません。
蚊に刺された部分を強くかゆがったり、赤みが出たり、脱毛したり、皮膚が厚くなったように見えることがあります。
これは、蚊の唾液成分に対して体が過剰に反応することで起こる、蚊アレルギーのような皮膚トラブルです。
特に皮膚が敏感な犬や、もともとアレルギー体質の犬は注意が必要です。
「ただの虫刺されかな?」と思っていても、かゆみが強かったり、何度も同じ場所をかいてしまったりすると、皮膚炎につながることもあります。
赤みやかゆみ、脱毛などが気になる場合は、早めに動物病院で相談してあげましょう。
家庭でできる犬の蚊対策
フィラリア予防薬を続けることに加えて、生活環境の中で蚊を増やさない工夫も大切です。
庭やベランダに水がたまったままの容器を置かないようにしたり、網戸を閉めたり、草むらで長時間過ごさないようにしたりするだけでも、蚊との接触を減らすことにつながります。
特に蚊は、水たまりや湿った場所で増えやすいといわれています。
植木鉢の受け皿、バケツ、じょうろ、屋外に置いた容器などに水がたまっていないか、こまめにチェックしておくと安心です。
お散歩や外遊びでは犬用の虫よけを活用
お散歩や外遊びのときには、犬用の虫よけスプレーや虫よけ首輪などを活用するのもよいでしょう。
ただし、ここで注意したいのが、人間用の虫よけ用品を犬に使わないことです。
我が家が使用している虫よけスプレーはこちらです。
➤虫よけスプレー
人には問題なく使える成分でも、犬にとっては刺激が強かったり、体に合わなかったりする場合があります。
必ず犬用として販売されているものを選び、使用方法を守って使うことが大切です。
また、犬用であっても、初めて使うものは様子を見ながら使用すると安心です。
皮膚の赤み、かゆみ、くしゃみ、元気がないなど、いつもと違う様子があれば使用を中止し、必要に応じて動物病院に相談しましょう。
我が家の室内での蚊対策
ちなみに我が家では、室内の蚊対策として「おすだけノーマット」を使用しています。
我が家の愛用
➤おすだけノーマット
こちらのスプレーは、犬にとっては基本的に害はなく、安全性に配慮されているといわれています。
ただし、どんな製品でもすべての犬に絶対に問題がないとは言い切れません。
犬の体質や年齢、持病、使用環境によっては合わないこともあると思います。
使用後に咳をする、元気がない、皮膚をかゆがる、いつもと様子が違うなどの異変を感じたら、早めに動物病院へ連れて行ってあげてくださいね。
ちなみに我が家では、蚊取り線香やベイプリキットは、アレルギーや安全面が気になったため使用をやめました。
家庭によって合う対策は違うので、愛犬の様子を見ながら選んでいくことが大切だと感じています。
まとめ:夏前に愛犬のフィラリア予防と蚊対策を見直そう
蚊が増える季節は、犬にとってフィラリア症や皮膚トラブルのリスクが高まる時期です。
フィラリア症は、感染してから治療するよりも、毎月の予防で防ぐことがとても大切です。
動物病院で処方されるフィラリア予防薬をきちんと続けながら、家庭でも蚊を増やさない工夫をしていきましょう。
庭やベランダの水たまりをなくす、網戸を閉める、草むらを避ける、犬用の虫よけグッズを活用するなど、日常の小さな対策が愛犬を守ることにつながります。
夏本番を迎える前に、ぜひ一度、愛犬のフィラリア予防と蚊対策を見直してみてくださいね。

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